波のメカニズムを簡単に紹介。
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波のメカニズム

波との出会いは一期一会

wave 波は自然からの贈り物―

これから長い間サーフィンをしていく中で、何百、何千の波とであうことでしょう。でも全く同じ波は二つとありません。それがサーフィンの楽しさでもあります。「あそこの波は最高だったなー」とか「おれはこんな波を求めてるんだ」とか波談義をしたりして。

そんな人生にすばらしい情熱を与えてくれる波について、ここでは波がどうやって立ちブレイクするのかを簡単に説明します。正確ではありませんが、波のメカニズムのイメージをつかめればいいと思います。

Surfing is my passion.

風が吹くワケ

サーフィンに適した波を起こすのは風の役目ですので、まずはについて。

天気予報を見て分かるように、空には色々なところに高気圧と低気圧があります。読んで字の如く、高気圧は気圧が高いところ、低気圧は気圧が低いところです。ここで、正確ではありませんが分かりやすい例でイメージしたいと思います。

空中に浮いている正方形の箱をイメージしてください。その中にギュウギュウに飴玉を詰め込みます。箱はパンパンではちきれそうになり重くなります。これが高気圧です。一方、箱の中の飴玉をスカスカにしてください。箱は軽くてフワフワで再び浮いてきます。これが低気圧です。
イメージできましたか?

気圧とは、地上にかかる大気の重さをいい、高気圧部分は気圧が高い、すなわち重いので下降気流、低気圧部分は気圧が低い、すなわち軽いので上昇気流になります。だから低気圧部分には雲ができるんですね。

このように高気圧から下降してきた空気は低気圧に吹き込み再び上昇します。この大気の循環が「」になるわけです。

波が立つワケ

風波からうねりへ 上でみてきたように、大気の循環で風が吹きます。その風が海面を揺らし風波を立たせます(図1)。この海面のゆれが次第に合わさってうねりとなります(図2)。そのうねりがはるばる海を伝わり、サーファーに素敵な波をプレゼントしてくれるわけです。

波のサイズは図2のうねりの大きさによってきます。ということは図1でたくさん海面が揺れればいいわけですね。
海面をたくさん揺らすには、強い風が吹くか、弱いながらも長く吹き続ける必要があります。逆に、海上の風の吹き方が分かれば大体の波のサイズが分かるわけです。これは天気図の見方が分かればOKですね。

波がブレイクするワケ

ブレイクするワケ こうして沖でできたうねりが、はるばる岸に近づいてきます。うねりは、水の上下の振動が横へ伝わっていくものです。だから沖の深い海では問題なく上下に震動し、きれいなうねりとして伝わります。
しかし、岸近くの浅いところへ来ると、下への振動が海底にぶつかり邪魔をされ、だんだん上のほうが前につんのめってきます。これが波のブレイクになります。