ワックスの塗り方・剥し方を写真を使って分かりやすく解説
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用語解説
ワックス…サーフボードのデッキに塗る滑り止め。 デッキパッド…サーフボードの表面(デッキ)の後ろ足を置く場所に貼るスポンジ状の滑り止め。 ワックスコーム…サーフボードに塗ったワックスを剥がすための道具 液体ワックスリムーバー…サーフボードに塗ったワックスや汚れを落とす薬品。

ワックスの塗り方・剥し方

ワックスを塗る範囲

ショートボードの場合、デッキパッドを貼っていれば、前足部分のみ塗るのが基本です。デッキパッドに塗る人もいますが、大きな波で激しく技を繰り出すことのない初心者レベルでは必要ないでしょう。

しかし、これはあくまで一般論です。初心者は、安定してパドリングすることも、決まった位置に足を置いて波乗りすることもままなりませんよね。

ワックスを塗る範囲 そこで初心者は、右の写真のように、デッキパッドの端から5cm位ノーズ寄りの部分から、パドリングのときに胸がつく辺りまで、広く塗ることをお勧めします。
また、ドルフィン・スルーやテイクオフする時に、手をつく部分にも塗っておきましょう。

これは僕がサーフボードを買ったショップの店長にいただいたアドバイスです。
初めのうちは、パドリングするとボードからツルツルと左右にズレ落ちそうになっていた僕ですが、ワックスをそう塗るようにしてからは、パドリングが格段に安定するようになりました。
ロングボードの場合は、サーフボードの上を歩いたりするので、デッキ全面に広く塗ることになります。

ワックスの塗り方

ベースコートとトップコート
今回使用するワックスは「Sticky bumps(スティッキー・バンプス)」のベースコートトップコート(warm〜tropical)です。
ベースコート完了
1 まずベースコート(bacecoat)を塗ります。力を入れずに手の重さだけが加わるイメージで、大きい円を描くように塗っていきます。円を描くのは力が均等に加わるようにするためです。根気良く時間をかけて塗っていきましょう。そして、全体に小さい凸凹ができたらOKです。
ワックス完了
2 続いて、トップコード(topcoat)をベースコートの上にベースコートと同じように大きい円を描くように重ね塗りします。全体に凸凹が出来たら完成です。
ベースコートを格子状に塗る
12の方法で均等に凸凹ができれば良いのですが、初心者にはなかなかうまくいかない場合もあります。
そんなときは、最初に右の写真のようにベースコートを斜めに格子状に塗っておきます。その後に手順12をすれば全体に均等に凸凹ができます。

ワックスの剥し方

ワックスコームと液体サーフワックスリムーバー
サーフィンのワックスを剥がすための道具「ワックスコーム」(写真左)と「液体サーフワックスリムーバー」(写真右)を用意します。
ワックスコームでワックスを剥がす
1 ワックスコームを使ってワックスを剥がしていきます。あまり力を入れすぎてボードを傷つけないように気をつけましょう。
夏はワックスが軟らかくなっているので楽ですが、冬はワックスが硬くなっていて大変です。そんなときは、あらかじめドライヤーで軽く温めてワックスを軟らかくしておく方法もあります。
ワックスを剥がし終えました
1 全体のワックスを剥がし終えました。ところどころ薄く残ってしまっても構いません。
リムーバーで拭き取って終了です
1 次にリムーバーをボードにつけ、きれいになるまでペータータオル(キッチンペーパー等)で拭き取り終了です。
この後さらに、軽く絞った濡れタオルで拭いておくと、リムーバーで起こった静電気も取れて、一層さっぱりします。